タイ生活情報
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バンコクの紹介
バンコクは東南アジアの中で目覚しい発展を続けている大都市だと言われています。近年、バンコクでは日本食レストラン、日本食材スーパー、そして日本のデパートも出来たので、日本人にとって非常に暮らしやすい都市です。しかし、やっぱり海外生活は当然、異文化や言葉の違いもあれば、日本人の常識が通じないこともあります。さらに長期滞在となれば、まず、考えなければならないのは「住む家」です。しかし、タイ賃貸物件は日本の賃貸物件と違い、住まいに欠陥があったり、雨漏り、水漏れ、停電、エアコンの故障など日本では起きないトラブルがタイでは起きます。
バンコクでの素晴らしい生活を満喫するために、タイの文化やルールを理解する必要があります。以下の情報を参考しつづ、ぜひ素敵な物件を見つけて、バンコク生活を楽しんでしてください。
物件の分類・特徴
タイの場合、賃貸物件はコンドミニアム、アパートメント、サービスアパートメントの3つに分かれています。それぞれの特徴は以下の通りです。
1. コンドミニアム
タイのコンドミニアムは、日本でいう分譲マンションによく似ています。各部屋ごとにオーナーが違うため、同じ建物内であっても部屋によって内装や契約条件が異なっていきます。建物の大きさは100ユニット未満から1,000ユニット以上までありますが、多くの場合はフィットネス、プール、サウナなどの設備が充実です。
また、大半のオーナーは個人であるため、法人契約ができない物件が多い上に、何か不具合があった時の対処方法がオーナーによって変わっていくということが特徴です。そのため、契約の際は、家賃の交渉、退去時の査定や見積もりなどきちんとオーナーと話し合い、理解したうえで契約することをおススメします。
2. アパートメント
アパートメントはコンドミニアムと異なって1人のオーナーによって建物全体が賃貸専用になっています。そのため、コンドミニアムと比べると家賃の交渉は難しいですが、何かの不具合が発生する場合は割とスムーズに対処してくれるところが多いです。最近の新しい物件はインテリアや公共スペースに力を入れているところも多く、比較的オシャレな物件も多くなってきました。
アパートメントとコンドミニアムのもう一つの違いは電気代のシステムにあります。コンドミニアムの場合、電力公社からの請求書は直接借主に届きますが、アパートメントの場合、請求書はオーナーに届いた後、各部屋がチャージされる形になるので、若干割増になるケースがあります。
3.ザービスアパートメント
サービスアパートメントは、前述のアパートにお掃除やごみ徴収などのサービスが付いているアパートになります。形態はアパートと同様にワンオーナーで管理され、サービスの質や種類が異なっていくが「ホテルに住む」のとほぼ変わりません。
特徴として、基本的に受付が24時間対応で、管理面も良く、トラブルが最も少ないです。また、洗濯機、テレビ、DVDプレイヤーなど最新の家電製品、シーツ、食器、調理器具等もひと通り揃っているため、カバン一つですぐ入居できます。
しかし、様々なサービスが追加されることにより、家賃は一般的にはコンドミニアム、アパートに比べて高くなりますが、条件次第ではお得な物件に出会える可能性もあります。また、家具が完備されていることより、短期滞在や単身赴任の方の中で非常に人気が高いです。
4. タウンハウス (最近ではタウンホームとも呼ばれています)
間口が4~5m、奥行きが8~20mで、棟が並んでいる2~3階建ての住居はタウンハウスといいます。最近では、建材の品質、インテリ、デザイン、セキュリティーのサービスを重視し、タウンホームとして誕生した物件が多いです。このような物件の特徴は土地付きでかつ車庫付きであるため、タイ人に人気があります。しかし、多くの日本人が住むエリアではタウンホームが少なく、多くの場合は少し離れたエリアに立地しています。そのため、セキュリティー面や交通面などを考えると駐在員には不向きです。
日本と違うポイント
- 施設の充実度
皆様はバンコクに来られてまず驚くのが住居設備の充実だと思います。 ほとんどの物件はフィットネス、プールそしてサウナが付いてあります。中にはお子様用の遊び場、コーヒーショップ、クリーニングショップなどが併設されている物件もあります。さらに、周辺ではコンビにや小型スーパーも多いので、非常に便利な生活ができます。
- 家具・家電が完備
- 広い部屋に住める
- LDKで60㎡~80㎡などだいたい100㎡以下の物件が多いのです。しかし、タイでは、2-3つの寝室、リビングルーム、ダイニングルームがあって合計面積300㎡以上の部屋もあります。
- 家賃は駐車場代や管理費込み
- 1台分は無料で駐車することができます。2台目以上の駐車場を使いたい場合は駐車場の空き状態や交渉次第ですが、各物件に確認する必要があります。また、駐車場は建物内にあることより監視カメラ或いは警備員によって見守られるため、安全面では抜群です。タイの場合、住居人なら駐車場の管理費を徴収する習慣はありませんが、物件によってお客さんが車で来るときは駐車場代を徴収されることがあります。
- 礼金・敷金無料がほとんど
- 2~3ヶ月分に相当しますが、退去時には物件の状況によって返金されます。
- 欠陥住宅のでは?
- バスルーム・トイレ
- 30℃以上ですので、お湯を使う文化がありませんが、日本人用の物件にはシャワールームと浴槽に電動式の給湯器が付いています。しかし、ほとんどの物件は、洗面所とキッチンにお湯が出ません。
公共料金について
- 電気代
- 30℃を超えるため、エアコンが欠かせない家電製品だと言えるでしょう。アパートメントやサービスアパートの場合、オーナー(或いは管理会社)が電気料金を設定しているため、コンドミニアムと比べると電気代が割高になっています。
- 1ユニットあたり5~7バーツに設定されています。1ユニットとは1 KWの電力を1時間使用し続ける電気量のことです。毎月、管理事務所が電気代の請求書を各部屋に配りますので、請求書を受け取った後、事務所で料金を支払うことができます。
- 1ユニットあたり3.~4バーツの料金になります。毎月、電力公社からの請求書が届きますので、銀行、コンビに、スーパー、郵便局、電力公社の支店で支払うことができます。
- 水道代
タイの水道代は日本と比べるととても安いです。一人暮らしの場合は平均的に100~300バーツ、4人家族の場合は200 – 700バーツです。ただし、物件によっては定額制を使用することもありますので、契約するときに確認する必要があります。
- ガス代
タイでは都市ガスがないため、タイ人の一般的な家ではプロパンガスを使用することが多いです。しかし、コンドミニアム、アパートメントそしてサービスアパートは電気コンロを使用しているため、ガス代はほとんど発生しないです。
しかし、プロパンガスに対応できるガスコンロを使用する場合、ガス代は10キロタンクで約300~500バーツ程度です。使い方にもよりますが、4人家族の場合、10キロタンクで約1ヶ月使えます。ガスがなくなった場合、管理事務所に連絡すれば交換してくれます。料金はそのつど請求され、お支払いするのが一般的です。
- 電話代
1回線ごとに基本料金107バーツと使用した通話料がかかります。通話料はバンコク市内の固定電話間の通話の場合、何時間話しても1通話3バーツ、市内の携帯電話との通話の場合、1分で約3バーツです。
ただ、サービスアパートの場合はホテル同様、基本料金と内線通話は無料ですが、外部との通話はサービスアパートが設定している料金で請求されますので割高になります。
コンドミニアムの場合、電話代の請求書は電気代と同様に電話局から直接請求書が届きますので、受け取った後は銀行、コンビにー、スーパーで支払うことができます。しかし、借主がインターネットを申し込んでいる場合、インターネット会社のサービスカウンターで支払うこともできる。
- インターネット代
現在、通信技術の発達と共にタイでもほとんどの地域でインターネットが普及しています。日本ほどの速さではありませんが、生活するためには不自由がありません。特に、バンコクではどんな物件でもインターネットを繋ぐことができます。インターネット使用料金は速さやプロバイダによって異なっていきます。申し込み方法は大きく分けて以下の通りになります。
月額料金 : |
7Mb 約600バーツ ~ 12Mb 約2,500バーツ (プロバイダにより異なる) |
申込料 : |
無料 |
申込方法 : |
プロバイダに直接お申込み |
開通までの期間 : |
2日~14日間(工事会社により異なる) |
支払方法 : |
請求書がメールボックスに届き、銀行、コンビニなどでお支払い。 |
注意事項 : |
申込やセットアップに日本語対応がないため、日系の業者を利用するのが一般的です。アパートのLANを使用するのに比べ、1回線を1部屋でご使用できますので、速度は格段に速い事がメリットです。無線LANの設定も可能がほとんどです。 |
月額料金 : |
無料~3,500バーツ (1Mb~10Mbをいくつかの部屋でシェアしているのがほとんど) |
申込料 : |
無料 |
申込方法 : |
管理事務所で申し込み、IDやパスワードをもらい接続 |
支払方法 : |
毎月メールボックスに請求書が届き、管理事務所で支払 |
注意事項 : |
すぐにインターネットを使うことができますが、1回線をシェアしているため利用が多い時間帯には速度が遅い。物件によっては直接プロバイダへの申込禁止物件もあり内見時に確認が必要です。 |
- 有料テレビ代 (NHKなど)
- NHKを見るためには衛星ケーブルを使った有料放送サービスを提供するTrue Visionの申込みが必要です。True Visionを利用するとハリウッド映画やアメリカの音楽番組、CNNやBCC、Discovery Channelなども視聴することができます。申し込みは True Visionのサービスカウンターでできますが、インターネットと同様に日系業者を利用することをおすすめします。